台湾旅行記|2012

3

May

2012年5月3日

平溪線十分駅〜饒河觀光夜市

平溪線に乗り十分駅へ

朝は早起きしてホテルを出発。外に出てみると台北独特の香りである八角の匂いがする。基本的に外食文化なのか、朝から早速屋台があちこちに出ている。阜杭豆漿という有名なお店に向かうと、早速長蛇の列が出来ていた。
阜杭豆漿
阜杭豆漿
阜杭豆漿

そこで食べたのが鹹豆漿(シェンドゥジャン)という豆乳スープ。これがびっくりするほど美味しい。いや一緒に食べた卵パンのようなものもうまかった。外食文化については、日本より上なのではないかと思うほど美味い朝ごはん。朝から人が並ぶのが良く分かった。(作り方はこちらに書いてあるので、興味のある人は試してみて下さい)

これから電車平渓線に乗って菁桐車站駅に向かう予定。台北ではかなり有名な場所らしい。駅のホームでいろいろと調べていたところ、掃除をやっているおじさんがこちらを気にしてずっと見てくれている。台湾ではこういう経験が何度もあった。バス停で時刻表を見ていたらバスから降りてきた女性が「空港行きならこのバスに乗るといいわよ!(台湾語でたぶんそう言ってる)」しかしそのバスの運転手さんは一生懸命手を振って「これに乗っちゃだめ!」と言ってケンカになっていたり(笑。とにかく親切で、困ってる観光客にはいろいろ話しかけてくれる。日本であれば他人の状況を察しつつ、相手が助けを本当に必要としているのか確認してから対応に出るのだが、台湾人はそのあたりを一切飛ばしている感じと言えばいいのか。
特急車内

さて電車で出発を開始したのだが、間違えて別の列車に乗ってしまっていることに気がついた。このままでは乗り換えるべき駅には止まらない。車掌さんも切符確認の際に「この電車はその駅には止まりません..これは特急ですよ」と言われたような感じがした。結局終点の宜蘭火車站駅まで行って戻ることに。。
宜蘭火車站

無駄な時間を使ってしまったが、このおかげでとても良い体験をすることが出来た。向かいに駅弁(台湾語では「便當(べんとぅー)」と呼ばれている。日本の「弁当」が元になっているらしい。)を食べているおじさんがいて、とても美味しそうだったのだが、何と途中の駅で出来たての便當を売っている駅があったのである。当然だがこれを経験しない理由などない。昔は日本でもよく見た弁当売りの人から便當を買い(180円!)おじさんと同様に、電車の中で食べてみた。
便當
便當
便當

作りたて&出来たての便當(べんとぅー)である。日本のように冷めたまま食べたりする文化はないらしい。そして味も本当に美味しかった。日本の新幹線で食べる弁当とは異なる幸福感がある。(都市内を走っているMRTなどの車両内で食べるのは禁止らしいので、気をつけましょう)

さて乗り換え駅へ戻り、本来行くべき線に乗り換える。途中にある十分駅で一旦降りて、そこそこ有名な「天燈(ランタン)上げ」を見に行く。おそらく日本の鉄道マニア文化が入ってきていると思うのだが、台湾にも鉄ちゃんがたくさんいて、本当に面白い。

十分
十分

天燈(ランタン)上げとは、天燈(ランタン)に願い事を書き、それを空に舞わせると願いが叶うというものだそう。
天燈
天燈
天燈

そしてさらに列車に乗り、終点である菁桐駅に到着。さまざまな場所に何か願い事?を書かれた竹がぶら下げられているのだが、これは「許願筒」と言って、日本で言えば絵馬みたいなものらしい。

許願筒
許願筒

菁桐駅前にある、おそらく古い建物をそのまま利用していると思われるおしゃれなカフェに入ってみた。
菁桐駅のカフェ
菁桐駅のカフェ
菁桐駅のカフェ

空き地には巨大なクマの廃墟があって少し怖かった。今でもまだあるのかなぁ...
クマの廃墟
クマの廃墟

列車の中で食べた便當が美味しかったので、ホテルへの帰りにも駅で1つ購入してしまうw。これはこれで「台鐵便當」と言って有名な弁当らしい。
クマの廃墟

いろいろと濃厚な日だったのだが、これで終わった訳ではない。これからいよいよ台北の夜市に行くのだ。夜市については次のページに書くことにする。(つづく

 

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